昨日コード覚えるメカニズムついて書いたので今日はその続きを書こうと思います。
初心者の方に体験レッスンをするとコードを「覚えられなさそう・・・」と心配するかたがいます。
コードを認識するメカニズムを理解していると不安も少なく効率の良い練習が出来るかと思います。
僕は音楽を語る際、音楽=文学という観点で話をします。
音楽は知識がないと理解し難いですが、文学は比較的もとから知識を保有しているため理解がしやすいからです。
音符を理解出来ない人はいますが、識字率がほぼ100%近くの日本では言葉に関してはほとんどの方が理解していると思いますし。※ちなみに識字率最低の国は南スーダンだそうです27%・・・・
例えば「ド」の音は言葉で言えば50音の「ア」にあたります。
そうするとコードである例えば「C(ドミソ)」や音が集まった「フレーズ」は単語である「雨(アメ)」などにあたるでしょう。
そしてコード進行である、「C→Dm7→Em7→FM7」やフレーズが集まった「メロディ」などは文章である「今日は雨がふった」となります。
また、コード進行やメロディが集まって「曲」になるのだとしたら、文章が集まると「話」になります。
ではコードを覚えるとしたらどう覚えればいいでしょう?
「コード」は言葉で言えば「単語」にあたります。皆さん単語ってどうやって覚えたでしょう?
英単語ではなく「日本語の単語」です。自然に気づいたら生活の中で覚えていたのではないでしょうか?
もちろんコードは自然には覚えられません。日本語を覚えた時の事をもうちょっと掘り下げなければいけません。
おそらく繰り返し聞いて真似したのではないですか?まだ数語しか話せない幼い子に「イヌ」という単語を覚えてもらうためにはイヌを指さして「イヌ」と言わなければいけません。そして幼い子はそれを理屈ではなく反復で消化しイメージと聞いた単語を繰り返し発音することで「イヌ」という単語を覚えます。
それと同じと考えると「C」というコードを形と音で反復して頭にすり込みます。また、「C→Dm7」というコード進行の中で「C」と一緒に出てくるコードを覚えます。「C」は「ドミソ」です。ドミソが出てくる調はkey=C(Am)、key=F(Dm)、key=G(Em)です。自ずと「C」が登場する曲において使える音階や他のコードも決まってきます。様々なコード進行を通して身体が覚えていくのです。
今書いていることは音楽理論を勉強していなければ少し難しい内容です。でも大切なのは「いろんなコード進行を耳で聞いて弾く」ということを繰り返せば身体が覚えて行くということです。幼い子がその理由を考えなくともコードを覚えられるように「いろんなコード進行を耳で聞いて弾く」ということを繰り返せばあとは身体がなんとかしてくれます。
ただそのメカニズムを少しでも理解しておくことで身体が覚えやすくなるのも事実です。音楽の勉強は文学の勉強に近いことは頭に入れておくことをお勧めします。
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